年明けから恥をかかないために! 知っておきたい和室のマナー


既婚女性451名を対象に行ったアンケートによると、「和室をどのように活用されることが多いですか?」という質問に対して、最も多かったのは「茶の間として」で31%、次いで多いのが 「客間として」の25%でした。

和室を客間として活用している方が多いということは、新年のご挨拶で訪問したお宅で通される客間が和室である可能性も高いということ。
いざという時に慌てないために、和室でのマナーの基本を押さえておきましょう。

データ・画像参考
*おうちくらぶ「和室」についてのアンケート結果(2006年実施)
http://www.ouchiclub.com/result/result15.htm

押さえておきたい和室でのふるまいの基本

・席次を意識する
床の間に背を向けて座る位置が上座、床の間から遠い位置が下座。
上座を勧められた場合は上座について良いですが、基本的に目上の方が上座につくものと考えておきましょう。

・ふすまの開け閉めは座って行う
ふすまの開け閉めは、立ったままではなく正座して行うようにしましょう。
開ける前には「失礼します」と声をかけて。

・畳の縁は踏まない
昔、畳の縁には家紋が入れられていたことなどもあり、畳の縁を踏むことは失礼にあたると考えられていました。
また、昔の縁は麻や絹などに植物染めを施したものが多く、傷みやすいため踏まないようにしていたようです。

こうした名残から、今も畳の縁を踏むのはタブーとされています。

座布団のマナーも意識して

・座布団に座るのは勧められてから
座布団があっても、勧められるまでは座布団を使わずに座るのがマナーとされています。
勧められたら「失礼します」と言って使いましょう。

・座布団の上に立たない
座布団に座る時は、座布団の上に立たないようにしましょう。
座る際はいったん座布団の下座側に正座し、両手を軽く握って畳についてにじりあがります。

・座布団に座って挨拶しない 挨拶の際は、座布団から下座側にはずれて、畳に正座して行いましょう。
手土産がある場合は、挨拶の際に渡すようにしましょう。

・足を崩すのは乾杯を終えてから
普段あまり正座しない方には正座を続けるのは辛いものですが、乾杯までは正座を保つのが礼儀とされています。
乾杯を終えて食事が始まったら、足を崩しても失礼には当たりません。
足を崩す場合は、横座りなど行儀悪く見えないよう意識しましょう。

「和室でのマナー」と言われると、難しく感じてしまいますが、上記のようなポイントを押さえておけば大丈夫。
基本的に相手の方や周囲の方に不快な印象を与えないことを意識するのが大切です。

また、通される部屋が和室で正座する場合のことを考えて、洋装の場合でも正座した時に見苦しくないある程度丈の長いスカートなどを選ぶようにしておきたいですね。

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