気になるリフォーム！ 検討するのはどんなとき？

長い間同じ家に住み続けていると、なにかと気になるところが出てくるという人も多いのではないでしょうか。そんなときに頭をかすめるのがリフォームです。リフォームには、大規模な工事が必要なものから手軽に行えるものまで幅広い選択肢があります。では実際にリフォームを検討するのはどんなときが多いのでしょうか。男女100人を対象にアンケートをとってみました。

雨漏りが心配！ 傷みや劣化が４割

アンケートの結果、外壁などの傷み・設備が古くなったという回答が４割を占めました。

・外壁が傷むと雨水などが家内に進入して、家をのものをダメにするため。(40代/男性/無職)

・外壁や屋根、屋上の痛みや劣化は雨漏りなど深刻な被害につながるので、リフォームを考えるのに一番大きなポイントです。(40代/男性/正社員)

・外壁の痛みをそのままにすると、雨水が中に染み込んで柱を腐ったり、うち壁にカビがはえることもあるので。(30代/女性/個人事業主)

・キッチンや風呂など、水回りはやはり痛みが早いから一番の理由になると思う。(40代/女性/専業主婦(主夫))

・今の時代にシャワートイレなど当たり前の時代になってきている、衛生上の視点から考えても水回りを最新の環境が良いと考える(30代/男性/派遣社員)

外壁や屋根の傷みが原因で雨漏りが発生することを心配する声が多くあがりました。雨漏り自体も問題ですが、そこから家財が傷んだりカビが生えたりと二次被害が起こることを危惧する人が多いようです。不安の芽は早めにつんで、安心して暮らしたいという思いが透けてみえた結果といえるでしょう。また、水回りを整えたいという意見も目立ちました。現状困っていなくても、毎日の生活で欠かせないキッチンや風呂、トイレなどは不具合が発生する前に対応しておきたいという危機管理に対する意識の高さも伺えます。

バリアフリーに間取りの変更など、家族構成の変化からの影響も

次いで、バリアフリーが必要になった、耐震・安全性に不安がある、中古住宅を購入する、間取りが使いづらくなった、二世帯住宅にするという順になりました。

・両親が高齢で、段差に躓く事が時々ありその度心配な思いをするので。(40代/男性/専業主婦(主夫))

・最近は地震も多くて不安なので、耐震・安全性に問題があれば少しでも早くリフォームしたいです。(20代/男性/個人事業主)

・中古住宅を安く購入し好きなデザインの内装に変え、住みやすいオリジナルの家にするため。(30代/女性/パート・アルバイト)

・子どもたちが独立して夫婦２人になったので、使ってない部屋がもったいないから。(60代/女性/専業主婦(主夫))

・昔とは家族構成が変わってきて、赤ちゃんから年寄りまでみんなが住みやすくするには二世帯が最適だと感じています。(40代/女性/無職)

同居人の高齢化だけでなく、自身の老後を考えてバリアフリー化を検討するという声は、高齢化社会の現状を少なからず浮き彫りにしているといえそうです。耐震面を強化したいという声が多くあがるのは、地震大国ならではの結果かもしれません。コストを削減するために中古住宅購入とリフォームをセットに考える意見は、20～30代の若い世代に目立ちました。子供の成長や親の高齢化など、住む人の年齢に伴う住環境の変化もリフォーム検討のきっかけとなるようです。売却時の資産価値をあげるためリフォームするという声もありました。

過ごしやすい空間で安心して暮らしたい

今回のアンケートでは、外壁などの傷み・設備が古くなったという回答が一番多い結果となりました。雨漏りや水回りの不具合などは実際の生活に支障をきたすため、大事に至る前に事前に対応しておきたいという人が多いようです。バリアフリーや間取りの変更、二世帯住宅などは、家族構成の変化や子供の成長などの住環境が大きく影響しているといえるでしょう。物理的な問題がきっかけであっても、家族構成の変化がきっかけであっても、将来的にも安心して暮らしたいという思いは共通しているといえそうです。

• 調査地域：全国
• 調査対象：年齢不問・男女
• 調査期間：2019年01月09日～2019年01月23日
• 有効回答数：100サンプル