くらしのコラム
家でペットを飼うなら、どんなリフォームをしてあげたいですか

今や猫や犬はご家庭の中でかけがえのない家族として、多くの家で飼われていますよね。最近ではペットの室内飼いが増えていて、ペット可の賃貸物件も増えてきていますし、猫同伴でないと入居できない賃貸物件も出てきているようです。また、家を購入されるお客様もペットが過ごしやすい家を要望される方も増えているようです。そこでペットを買うとしたら、ペットたちのためにどんなリフォームができるでしょうか。
100人の人にペットの生活環境を改善するリフォームについて聞いてみました。

【質問】
ペットのためのリフォーム。どんなリフォームしたいですか?
【回答数】
ゲージ置き場をつくる:11
足洗い場をつくる。:20
備品を置く収納スペースをつくる。:7
ドッグラン・キャットウォーク:30
滑らない床に張り替え:26
その他:6
ペットがのびのび生活できるような広いスペースや設備がほしい
一番多い回答はドッグラン・キャットウォークを作るで30人でした。
・室内飼いの場合は、どうしても運動不足で犬・猫のストレスが溜まりやすいので、発散できる場所を作ってやりたいから。(40代/女性/専業主婦)
・家の中でも運動ができれば、ストレスを発散することができると思うから。(60代/女性/専業主婦)
・外に連れて行かなくても走れるスペースがあったら良いと思います。(30代/女性/パートアルバイト)
・壁にインテリアとしてもおしゃれなキャットウォークを作って遊ばせたい。(30代/女性/会社員)
・家の中と外の区別をちゃんとしつけるためにもそれぞれのスペースがある方がけじめがついていいと思う。(50代/女性/自由業・フリーランス)
ペットのストレス発散や健康管理に役立つような動き回れるスペースづくりが一番でした。人間もそうですが、ペットも運動不足は身体にもメンタルにもよくないですよね。長く一緒に生活したいから健康にも気を使ってあげたいという思いやりが根底にありそうです。またキャットウォークはインテリアにもなり、おしゃれなオブジェとして役立つようです。生活習慣やしつけのために必要という人もおり、ペットをまるで自分の子供のように大切に思っていることがうかがえますね。
足腰に配慮した滑らない床や安全に過ごせるスペースの確保
2位以下は滑らない床に張り替えが26人、3位が足洗い場をつくるで20人、4位がゲージ置き場をつくるで11人、5位が備品を置く収納スペースをつくるで7人でした。
・最近の家はフローリングが多いですが、犬にとってはよくすべって、捻挫、骨折の危険性があるから(20代/男性/会社員)
・床が滑ることによって、ヘルニアなどを引き起こす原因になるため出来るだけ滑りにくい床に変えたいと思います。(20代/女性/学生)
・やはり清潔に飼って、清潔な場所で育てるのが一番だと思うのできちんとした足洗い場があれば嬉しいです。(20代/女性/学生)
・ペット用の収納スペースがある家なんてそうそう無い今、少しの備品収納スペースがある事によって物があちこちになる事もなく便利であると思う。(20代/男性/会社員)
・安心してペットが生活をすることができるゲージを置いて、環境を整えます。(30代/女性/無職)
色々な意見が挙がってきましたが、最近は、ペットを室内飼いされる方が多いようで、「床はペットがけがをする危険性があるのでそれを無くしたい」などの室内での配慮の要望が多くうかがえました。年を取ると人間同様にペットも足腰が弱くなるので、家の中で長い時間を過ごす家族への配慮として必要と考えているのでしょう。その他にも清潔な環境や安全面を気遣う声が多く見られるなど、ペットの健康に気を配るリフォームが特に求められている傾向にあるようです。
ペットを家族の一員と考え、長生きしてもらうための配慮が色々
アンケートを見てきましたが、根底にある考えとして、ペットの健康維持に役立つリフォームが多く見られました。人間の都合でペットを飼うのに便利なリフォームではなく、一緒に生活する家族として、犬や猫にも快適な環境で、家族と一緒に長く生活して欲しいという思いやりが浮かび上がってきそうです。
今では高齢者の心の支えになってくれるペットも増えていますから、終生の友としてともに生きられるように、ペットのためのバリアフリー化も一般的になっていくかもしれませんね。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2016年02月18日~2016年03月03日
- 有効回答数:100サンプル
2016.04.08
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