くらしのコラム
何とかしたい!排水口のイヤ~なにおい対策


既婚女性429名を対象に行ったアンケートによると、「排水溝のニオイへの対処として、どれくらいの頻度で掃除をしていますか?」という質問に対して、キッチンとバスルームについては「毎日」と回答した方が最も多く、 洗面化粧台については「週1回」と回答した方が最も多いということがわかりました。
たしかに洗面化粧台と比べて、キッチンやバスルームの排水口は汚れやにおいが気になりやすいもの。
小まめに掃除しているつもりでもイヤなにおいが消えない場合もありますよね。
今回は、気になる排水口のにおいの原因と対策についてお伝えします。
データ・画像参考
*おうちくらぶ「住まいのニオイ」についてのアンケート結果(2013/06/24~2013/07/25実施)
http://www.ouchiclub.com/result/result41.htm
排水口の「イヤなにおい」の原因は?

排水口のにおいの原因は、大きく分けて二つあります。
一つは、排水トラップにたまったドロドロとした汚れに雑菌などが繁殖することによって生じるにおい。
もうひとつは、排水口がつながっている下水から上ってくるにおいです。
汚れによるにおいは排水トラップを掃除することで消えますが、下水から立ち上ってくるにおいは、排水トラップの掃除では解消できません。
掃除してもにおいが消えない場合は、下水のにおいが漏れてきている可能性を疑ってみるのが良いでしょう。
汚れによるにおいは、排水トラップ掃除で解消

キッチンやバスルームなどの排水口には、排水トラップがついています。
排水トラップというのは、配管の途中に水を溜めておくことで下水からの悪臭などが逆流しないようにする仕組みです。
通常は、排水口のゴミなどを受ける皿の下に水がたまる部分があります。
この排水トラップにゴミなどの汚れがたまると、雑菌が繁殖してぬめりやにおいが発生します。
こまめにゴミを取り除くようにしながら、週に一度程度は排水トラップについた汚れをこすり洗いして落とすようにしましょう。
また、直径2~3センチ程度の大きさに丸めたアルミホイルを入れておくことで雑菌の繁殖を抑えることができます。
掃除してもにおいが消えない場合は……

排水トラップを掃除してもにおいが消えない場合は、下水のにおいが上がってきている可能性が高いと言えます。
排水ホースの破損や、排水口と排水ホースに隙間が生じていないかを確認してみましょう。
ホースに破損がある場合はホースを交換するのが良いでしょう。
隙間が生じている場合はアタッチメントや穴埋め用のパテなどで隙間を埋めることでにおいが解消されますよ。
いくらきれいに掃除していても、イヤなにおいが漂ってくると清潔感が感じられないものです。
においの原因に合わせてしっかりと対策するようにしたいですね。
2015.04.30
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