くらしのコラム
リフォームをする!迷ったらまずはここからやってみよう!

家屋は時間が経過すればそれだけ傷んでくるものです。たとえば、築20年の中古住宅を購入した場合、何も修理をせずにそのまま住み続けられることは少ないと言えるでしょう。多くの場合はリフォームをすることになるのですが、どこから手をつければ良いのか迷うことは珍しくありません。そこで今回は、住まいのリフォームをした人たちに、どの箇所から始めたのか、またその理由などについて聞いてみました。

【質問】
築20年の中古住宅購入!リフォームするならまずどこからする?
【回答数】
水廻り:59
外壁:8
屋根:8
断熱:14
間取り:9
その他:2
やっぱり気になる?傷みや設備の古さが出やすい水廻り
アンケートの結果「水廻り」と回答した人が圧倒的に多いことがわかりました。
・実際に住んで30年を越えたら、既に水廻りは劣化している部分が大きいので。なので20年は、そろそろちょこちょこ直しが必要となってくる年代。(30代/女性/専業主婦(主夫))
・水回りが不潔だと病気になるし、故障などがあると家全体にかかわると思うので。(20代/女性/正社員)
・今まで賃貸ですが、築年数の古い物件にいくつか住んだことがあって、水廻りに問題があることが多かったため。(40代/女性/個人事業主)
・水廻りの設備が古いと、日常的に不便な思いをすることが多いからです。(50代/女性/個人事業主)
・20年前と比べて省エネタイプの商品がたくさん発売されているから。(40代/男性/正社員)
長年同じ家に住んでいる人たちの回答からわかるのは、ある程度の年数が経過した家の水廻りは汚れや破損があるのは当たり前ということです。そのためリフォームが必要ですし、加えてカビが生えることで病気の不安があることから、早急なリフォームをしたほうが良いことがわかります。ほかに目立つのは、昔の設備に比べれば省エネタイプの商品がたくさんあるという点です。つまり長い目で見た場合、リフォーム代よりも光熱費が浮くほうが得であると考える人が多いようです。
快適な住まいに!断熱や間取り、外壁や屋根のリフォームも大事!
2番目に多い回答は「断熱」、次いで「間取り」「外壁」「屋根」の順となりました。
・雪国の場合、壁が断熱になっただけで天地の差です。冬に薄着で室内に居られるし、隙間風無いので暖房は要らない日も多くなり、電気代が浮きます。(30代/女性/正社員)
・間取りが決まらないと荷物の整理ができないうえに、生活がしっくりこないと思うからです。(40代/男性/正社員)
・間取りをまず決めないと、水回りをどうするか、部屋の間取りはどうするかしっかり決められないため。(20代/女性/専業主婦(主夫))
・雨漏りするとそこから色々ダメになるので、屋根は最優先。屋根をやるなら足場を組むので、ついでに外壁もやる。(30代/女性/専業主婦(主夫))
・外壁から雨水や風が入り込んで家全体が傷んでくると思ったから。(40代/男性/個人事業主)
2位の断熱は、寒い地域に住んでいる人たちの回答にあるように、リフォームにより快適な住まいにできることがわかります。それに対して3位の間取りに関しては、この部分が決まらないことには次の行動が起こしにくくなるため、やらざるを得ないといった感じです。4番目に多かった外壁と屋根は、放置していると建物が傷んでしまうといった回答が多数でした。外回りの損傷は住みにくくなる可能性が高いため、築年数が長いほど住戸を守るためにもリフォームが必要ではないでしょうか。
リフォームするなら水廻りの優先順位を高めに!
水廻りからリフォームをするという回答の多くは、使用頻度が多い場所であり、傷みが激しいからです。加えて体調を崩してしまうおそれがあるといった回答もありました。間取りに関しては、水廻りの配置や家具をどこに置くかを考えるうえで、先にリフォームしておいたほうが効率的だという考え方のようです。そして外壁や屋根は、住戸を守り快適な生活を維持するためにリフォームが必要ということがわかりました。リフォームについての考え方は人それぞれですが、生活の要とも言える水廻りは優先的に考える必要性がありそうです。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2019年03月07日~2019年03月21日
- 有効回答数:100サンプル
2019.04.29