くらしのコラム
冬の寒さを防ぐ!家をリフォームするなら何をプラスする?

冬の寒さを乗り切るためにはストーブやこたつ等の家電製品以外にも、家の防寒対策としてのリフォームは有効的です。そこで、実際にリフォームを行う場合、具体的にどこに注意して、どのような対策をすべきなのか、を知っておくことは大切かもしれません。
今回は、冬の寒さが気になる家をリフォームするなら、何をプラスして対策するのかをアンケート調査しました。

【質問】
冬の寒さが気になる家、リフォームでプラスするなら?
【回答数】
二重窓や断熱ガラスなど:33
床下や屋根に断熱材:15
脱衣所やトイレの暖房設備:16
浴室(乾燥・暖房設備など):9
床暖房:23
その他:4
意外と効果的?窓への対策が最も多い回答に!
アンケートの結果、「二重窓や断熱ガラスなど」が全体の33%を占め、最も多い結果となりました。
・窓が簡素だと風が吹き荒れるイメージがあるため、窓はしっかりしたいから。(20代/女性/正社員)
・旦那さんが窓側に寝ていて朝方ものすごく咳をしていて寒いだろうなと心配だからです。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・やはり、窓から冷気が来やすいと思うからです。これをシャットアウトできれば、かなり効果が実感できると思うからです。(20代/女性/学生)
・二重窓や断熱ガラスなどのリフォームで暖房効果が高まっているので。(40代/男性/正社員)
窓をリフォームして寒さを対策したいと回答した方のうち、「断熱性能を上げたい」という回答が目立つ内容でした。寒くなった室内の温度を上げるため、というよりも根本的な問題を対策することで、電気代やガス代等の削減も見込めるため、この対策方法を選ぶようです。また、引用した「窓から冷気が来やすいと思うからです」からわかるように、寒さは窓からくるというイメージが強く、この対策を検討する方が多い結果となっています。
寒い時期は足腰が辛い!床暖房が2番目の回答結果に!
アンケートの結果、「床暖房」は全体の23%の回答で、2番目に多い結果となりました。
・床が冷えていると暖房をつけても部屋全体の温度が上がりにくく、足腰が冷えやすくなり体に良くないから。(50代/女性/専業主婦(主夫))
・床暖房があると底冷えが少なく、安心して部屋の中で過ごせると考えた為。(40代/男性/正社員)
・足元から冷えるので選びました。どこを歩いても足元があたたかければ快適に過ごせると思うから。(20代/女性/無職)
・いろんな箇所が気になりますが、床からの底冷えが酷いので、床暖房をプラスしたいです。(40代/男性/パート・アルバイト)
この回答結果を選んだ方の多くは「足腰の冷えをなんとかしたい」という理由です。床暖房は寒さからくる身体的な辛さを改善してくれるイメージが強く、エアコンが苦手という方にも最適なリフォームであるため、この回答内容が多くなっています。
また、この回答を選ぶ方は根本的な寒さを防ぐことよりも、冷えた室内を温める対策を取る、という考えを重視する方が多いようです。
まずは自宅の改善点を見つけよう!
今回のアンケートの結果、根本的に寒さを対策して室温の低下を防ぎたい方と、寒くなった室内の温度を上げるための対処を行う方、この二つに大きく分かれました。また、寒さを防ぐのと同時に、光熱費の節約や苦手な暖房器具を使いたくない等の理由で選ぶ方もいます。どの回答内容においても、自宅の改善点や実際に使用する際のメリットを考えているようです。
つまり、冬の寒さを防ぐためのリフォームを行う際は、まず自宅の改善点を見つけ、それに見合ったリフォームが何かを検討することが大切になります。家族の方とも相談しながら、納得のいくリフォームを行いましょう。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年12月26日~2018年01月09日
■有効回答数:100サンプル
2018.02.22
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