くらしのコラム
満足度の高いリフォームのための予算配分4つのコツ

リフォームにかけられる予算は決まっていると思いますが、いざ具体的な話を進めると「アレもしたいコレもしたい」と希望が大きくなっていきがちです。
すべての希望を叶えようと思えば、簡単に予算オーバーしてしまうものです。
予算内に抑えつつ満足行くリフォームをするためには、予算配分がとても大切になります。
予算配分のコツ1.優先順位を決める

あらかじめ優先順位をつけておくことが大切です。優先順位が高いものから順に予算を決めていけば、本当に必要な部分をしっかりとリフォームすることができます。
どんな家にも共通する「優先順位の高いリフォーム箇所」には、以下のようなものが挙げられます。
・メンテナンスが必要な箇所(雨漏り、腐食など)
・住宅の基礎的な箇所(床、収納など)
・家事に影響しやすい箇所(キッチン、水栓など)
その他にも強いこだわりがある部分などは、事前に予算配分をしておくことが大切です。
例えば内装で「どうしても和室が欲しい」のであれば、早めの段階で予算配分をしておかないと他の箇所に予算を取られてしまうことが多いでしょう。
予算配分のコツ2.チェックシートをつくる
優先順位を決めるために、チェックシートをつくることをおすすめします。
家を見ながらメモをして、それぞれに優先順位を振るためのものです。
外装では屋根工事や外壁塗装など、内装では水回りや床などを中心に見て行きましょう。
外装はなかなか気づきにくいところですが、外壁の白化・ひび割れ・シーリングの劣化・壁の変色など経年劣化していないか確認していきましょう。
後回しにすることで予想外な出費となることもあります。
内装は住んでいて気になるところを列挙していくのが良いです。
住む前にリフォームをする際にも、水回りなどは可能であれば実際に水を出してみることで、後々になって気付くということが避けやすくなります。
予算配分のコツ3.優先順位が低ければ予算を抑える

優先順位をつけていき「それほど重要ではないところ」は、なるべく予算を抑えるようにしましょう。
見積もりを受け取った際に「高いかな」と思うような箇所は、もう少しリフォーム予算を抑えられないか業者に確認することが大切です。
今回でなくても構わないと思える箇所に関しては、思い切って「やらない」という決断をすることも大切です。
ただ、同時にやることで予算がグッと抑えられるような箇所は、後回しにせず同時にやってしまった方がトータルでの出費が少なく済みます。
また、少し妥協するだけで思ったより予算を抑えられる場合もあります。
予算配分のコツ4.優先順位が高ければ予算をしっかりつける

優先順位が高い箇所でも予算を抑えてしまうと、満足度の低いリフォームとなってしまうことが多いです。
抑えるところは抑え、お金をかけるところはしっかりかけるという“メリハリ”がリフォームには大切です。
外装などは変に予算を抑えることで、ランニングコストを考えた際に結果として高くついてしまうことも考えられます。
内装では床材のグレードを落とすことで「部屋が安っぽく見える」「掃除が大変になる」などのデメリットが生まれてしまいます。
これらは感覚として安くてもいいかなとなりやすい部分ではありますが、長く住むことを考えたものを選ぶようにしましょう。
予算配分を考えることが理想の家に近づくための大切なポイントなので、しっかりと優先順位を考え、メリハリあるリフォームをしてください。
2015.04.30
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