くらしのコラム
リフォームをする際に重要視するのは?費用それとも内容?

住宅の経年劣化が目立ち始めた際や中古住宅を購入した際などには、リフォームを検討される方も多いです。また、在宅で介護を実施する場合に、バリアフリー住宅にリフォームする方も増加しています。そこで、リフォームをする際にポイントとして考えるのは、費用の安さか機能性・利便性の向上かについてアンケートを実施してみました。

【質問】
リフォームするなら今までと同じではなく、多少お金がかかっても、より便利、より快適になるよう機能を向上させたい?それともなるべく安く、きれいになればよい?
【回答数】
お金をかけても機能向上させたい:66
なるべくお金はかけず、キレイになればよい:34
6割以上は費用の安さよりも機能性の向上が大事!
アンケートの結果、お金をかけても機能向上させたい方が多い結果となりました。
・リフォームを何度も行う事は金銭的に無理があったりすると思うので、行う際妥協をせずに満足いくように行いたいと思う。(30代/男性/パートアルバイト)
・折角リフォームするのなら、しっかりとした手ごたえがある方が嬉しい。最新の設備や話題の設備・バリアフリーも考えて取り入れたい。(40代/女性/パートアルバイト)
・使い勝手を最優先したいから。長く使えることが大切。そうでないと、リフォームの意味がない。(50代/女性/自由業・フリーランス)
リフォームは費用も高額になる事が多く、何度も自分の世代で行う事ではないので、費用よりも機能性を向上させたいという意見には頷けました。家に住んでる人の年齢が変わると、必要となる設備も変わっていきますよね。また、時代によっても設備機器などの機能は年々変化し向上していきます。そんな理由から、多くの方が料金の負担額よりも、実際に使用する上での利便性や機能性を重視されるのでしょう。リフォームを実施する際には、自身が譲れないポイントをしっかりと検討してから実施すると良いかもしれません。
4割強は見た目と費用を重視している!
アンケートの結果、お金をかけても機能向上させたいに次いで、なるべくお金はかけず、キレイになればよいという結果になりました。
・壊れそうなところや、壊れたところがとりあえずは直せればいいので、あまりお金をかけたくないから。(20代/女性/会社員)
・お金をかけるならリフォームよりも建て替えや住み替えをする方が良いと思うからです。(40代/女性/専業主婦)
・また数年したら経年劣化するので、それなりに済ませられたらいいと思っています。(30代/女性/専業主婦)
回答者の多くが、費用負担が増加すると生活を圧迫するという意見が多く挙げられていました。また、不都合が生じている部分だけリフォームすればよいと考えておられる方が多いといえるようです。さらに、リフォームで費用をかけるなら、建て替えするという意見には頷けました。リフォームで、機能性ではなく見た目の美しさを優先させる方の多くは、費用を安くしたいと考えられるようです。リフォームの目的によっても、優先順位が変わるという事がうかがえました。
リフォームの目的を最初に決めよう!
リフォームを検討する際には、最初に目的を決めると、費用か機能性どちらを優先するか決めやすいという事がわかる結果となりました。また、今後何回リフォームを実施するかによっては、建て替えが良いのか、リフォームが良いのかも検討すべきポイントとなりそうです。住宅を購入している方は、一生の内に大なり小なりのリフォーム機会が生じるようです。早めにリフォーム費用の準備しておくと、リフォーム時に選択肢が広がるかもしれませんね。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2016年01月19日~2016年02月02日
- 有効回答数:100サンプル
2016.03.01