くらしのコラム
安心?快適?リフォームで叶えたい希望について聞いてみた!

ライフステージの変化に合わせて今の生活にあった間取りに変えたい、老朽化した設備を交換したい、などリフォームを考える動機にはさまざまなものがあります。古くなって不満の出てきたわが家も、少し手を加えることでより住みやすくなるのがリフォームです。では、実際リフォームの計画を具体的に進めるなら、皆さんはどんな点を重視したいと考えているのでしょうか。アンケートを取って調べてみました。

【質問】
リフォームするなら優先したいのは?
【回答数】
最新型の設備を取り入れたい:21
好みのデザイン・素材を取り入れたい:16
耐震性・耐久性を重視したい:36
予算を重視したい:19
その他:8
災害大国・日本に住む以上一番大切なのは安全性!
アンケートで最も多かった回答は「耐震性・耐久性を重視したい」で36パーセントでした。
・最近の自然災害の多さに不安を感じることも多いため、リフォームをするのであれば耐震性を高めるなどできる補強をしておきたいと思います。(40代/女性/無職)
・台風の日に、窓が暴風雨で突然開いて、閉まらなくなった経験があります。マイホームを建てる際に、地盤の耐震性ばかりに気を取られて、身近な窓まで気が回らなかったんです。(40代/男性/正社員)
・築年数がかなりたってきているので、いざというときの備えを重視したい。(30代/男性/派遣社員)
・最近は地震が多いですし、台風もよく来ますので、耐震と耐久は必須に思えます。予算を抑えたいですが、家が壊れたら元も子もないです。(40代/男性/個人事業主)
地震や台風など災害の多い日本。近年ますますその傾向が強まっており、毎年のように各地で大きな被害がもたらされています。そんなニュースを見るにつけ、明日は我が身との思いを強くしている人が多いようです。家が古くなってきていることを気にする人や、実際に怖い思いをした経験のある人もいて、多少お金をかけてでも災害に強い家へリフォームすることが重要と考える人が多いことが回答からうかがえます。
新しい設備、おしゃれな空間…夢はどんどん広がります
続いて2番目に多かったのは「最新型の設備を取り入れたい」で21パーセント、以下「予算を重視したい」「好みのデザイン・素材を取り入れたい」と続いています。
・お風呂やトイレ、水周りの設備は日々進化していて、せっかくリフォームするなら、より快適に生活できるものが欲しいです。(30代/女性/専業主婦(主夫))
・古い家なのでリフォームしたいところが沢山あるのですが、予算を重視しながら計画的に進めたいと考えています。(60代/男性/個人事業主)
・リフォームできるならインナーテラスを造ってほしいです。グリーンの植物を置いたりちょっとしたカフェスペースのようにテーブルと椅子をおいたりそんなスペースが欲しいです。(50代/女性/専業主婦(主夫))
設備の更新やデザインへのこだわりを選んだ人は、リフォームを「生活をより快適にするための手段」ととらえているようです。そういった意味で特に清潔さや快適さが求められる水回りの設備は、リフォーム対象として真っ先に上がるところでしょう。また、家全体を建て直さないまでも、趣味や好みに合ったおしゃれな空間を家の中に設ければ、それだけでも気分は変わりそうです。とはいえ先立つものがなければ実現できないのもまた事実。希望と予算との兼ね合いはなかなか悩ましい問題といえそうです。
一番の目的をはっきりさせることがリフォーム成功の条件
アンケートの回答を見ると、耐震性など安全性重視の人が36パーセント、設備やデザインといった快適性重視の人が合わせて37パーセントで拮抗しています。この二つを合わせると7割を超え、まさにリフォームを考える二大要因といえることがわかります。予算の問題を挙げている人もいましたが、リフォームは決して安くはない費用が掛かるもので、あれもこれもというわけにはなかなかいきません。住まいを考える上での最優先事項は何か、それをよく見極めたうえで計画することが、満足のいくリフォームにつながるのではないでしょうか。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2018年11月02日~2018年11月16日
■有効回答数:100サンプル
2018.12.01
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