二世帯住宅にリフォーム、だれがお金を出す!?

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二世帯住宅にリフォーム、だれがお金を出す!?
少子高齢化が進み、社会の環境が大きく変化しているといわれています。住宅環境についても同様で、今後、リフォームの需要がますます増えていく、という意見がきかれます。なかでも、親と同居するための二世帯住宅の普及が期待されているそうです。国や地方自治体にとっても、住宅問題は重要な政策の一つで、リフォームに対する補助金の支給や税制面の優遇策などを通して、積極的に支援しているようです。そんなわけで、もし皆さんが親と同居するため、実家をリフォームする場合、お金をどうするか、についてアンケートを取ってみました。

実家を二世帯用にリフォームするなら、両親と自分どっちがお金を多く出す?

【質問】

実家を二世帯用にリフォームするなら、両親と自分どっちがお金を多く出す?

【回答数】

両親:30

自分:38

半々:32

何といっても、自分が頑張るから!?

アンケートの結果、自分、という答えを選んだ人が最も多く、38%の回答でした。

・自分たちのほうが長く住むことになると思うので妥当かと思います。(20代/男性/学生)

・本当は両親の方に多く負担して欲しい気持ちがありますが、両親に負担を多く掛けたくないからです。(30代/女性/専業主婦)

・実家は両親がお金を出して購入しているのでリフォームには自分が多く支払いたいです。(40代/女性/その他専門職)

この回答グループの人たちには、いくつかの共通ポイントがあるように思われます。まず、自分たちの方が長く住むので、負担も多いのが当然、という考え方、両親への親孝行のため、また、親の家だから、リフォーム代は自分が多く負担する、といった傾向の意見が多く見られました。また、現役世代である自分の方が、収入のない親より多く負担するのが当然、という考え方が、男性、女性に拘らず、いくつかの回答からうかがえます。

正直なところ、親にもお願いしたい!?

2番目の答えは、半々、そして3番目は、両親、という回答結果になりました。

・多くお金を出した方に家の権限があるような感じになってしまうので、半々がベストだと思います。(40代/女性/パートアルバイト)

・二世帯となればそれぞれの思いをその住まいに注ぎ込んでほしいと思うため、折半のほうが後々のことを考えても気持ち良いと考えています。(40代/男性/会社員)

・二世帯住宅にするのなら喜んで出してくれると言っているので両親が多く出してくれそうです。(30代/男性/会社員)

・両親のほうがお金をもっているから、多少多く出してもらいます。(30代/男性/会社員)

アンケートに、半々と答えた人と、親と答えた人は、ほぼ同数でした。半々と答えた人の意見を見ていると、二世帯住宅に住むメリットはお互い公平に存在するので、費用負担も公平にするのがベスト、というのが理由ではないでしょうか。それにより、同居後も、費用負担に関する話題を避けたい、という微妙な想いがあるのかもしれません。他方、親に多く出してもらいたい、という回答グループの意見は、ほぼ内容がまとまっているようです。一つは、親の方に経済力がある、という現実的な判断と、もうひとつは二世帯住宅で同居することを両親の方が喜ぶ、ということがうかがえます。

費用の負担はともかく、親との同居は前向きに!

今回のアンケート結果全体を通して、感じられることは、多くの現役世代にとって、両親との同居は大きな意味を持っている、ということではないでしょうか。親の実家をリフォームして、二世帯住宅に同居する、という選択は、高齢化が進む日本では、今後ますます重要で現実的なテーマになると考えられています。その際、リフォームにかかる費用を、どのように負担するか、という問いに、今回のアンケートは三つの答えを提供しました。そして、回答は、ほぼ、三分の一ずつに分かれました。日本人の親に対する想いが、子供の教育など現実的な生活と微妙なバランスを取っていることが、この結果から見えるのではないでしょうか。

  • 調査地域:全国
  • 調査対象:年齢不問・男女
  • 調査期間:2015年06月02日~2015年06月16日
  • 有効回答数:100サンプル

2015.07.22

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