くらしのコラム
あなたの大切なマイホーム…実は地盤に不安があったりする!?


【質問】
あなたの家の地盤に不安はありますか?
【回答数】
不安はない:54
不安がある(持家の一戸建て):20
不安がある(賃貸・社宅):11
不安がある(実家):9
不安がある(持家のマンション):4
その他:2
事前調査や公表されている情報で地盤の固さを知っている人が多い
アンケートの結果、特に家の地盤には不安を感じていない人の方が多い結果になりました。
・市の会報のようなものに、私の住んでいる地区は地盤が固いと書いてあったから。(30代/女性/専業主婦)
・ネット上で調べる事が出来るので、実際に調べてみました。でも、地震の際はどうなるのかは全く解りません。(50代/男性/無職)
・私のマンションはじか基礎が打てるほど地盤が固いので不安はないです。それにマンション購入者のなかに実際にマンション建築にかかわった人がいるので。(50代/女性/専業主婦)
・マンション購入の際に地盤は固く、埋立地でもないので頑丈と聞いているので。(30代/男性/会社員)
・事前にボーリング調査を実施し、安全性は確認済です。調査が一番です。(50代/男性/公務員)
地盤に不安が無いという人の場合、地域の情報を見たり自分で調べたりして地盤の状態を把握していることもあるようでした。またマンション購入の際に地盤が固いことが分かっていることで、不安に感じることが無いというケースも多数見受けられます。さらに事前にボーリング調査をしたという人もいたように、必要ならば実際に地盤の状態がどうなのかを確認するためにも建築業者と相談しながらしっかり調べておくと安心できるかもしれません。
周囲の状況やその土地の特性から不安に感じている人も結構多い
2番目に多かったのは不安がある持家の一戸建て、3番目が賃貸・社宅、4番目が実家、そして5番目が持家のマンションという順でした。
・昔の地名で池とか沼とかが付いている場所が周りに多いし、地盤調査なんか昔は気にしたことも無かったから。(40代/男性/パートアルバイト)
・少し離れてはいるが、周辺の土地に陥没して家が傾いたところがあるから心配。(40代/女性/パートアルバイト)
・地域の防災地図を見たら、液状化の危険がある地域になっていたから。賃貸なので、そこまで考えて選ばなかった。(30代/女性/専業主婦)
・大昔に、田んぼがあった場所に建てられた家なので不安でしたが、湿気が多く家の周りの泥を堀りコンクリートを流して湿気は少しはましになりました。でも、地盤に杭を打ったかどうかなどはわからず、地震があった時には不安です。(40代/女性/専業主婦)
・海のそばの埋め立て地に出来たタワーマンションに住んでるので、地盤沈下が怖いです。(40代/男性/自営業(個人事業主))
古い家や賃貸に住まわれている場合、住まいを決める際に地盤のことまでは気にかけていなかったという意見も見られました。他には自分の家の建つ土地が埋立地であることや田んぼのあった場所であることを気にしている様子もうかがえます。さらに液状化の危険のある地域や周辺で土地が陥没したという現状があると自分の家の地盤にも不安を感じる要因になるのではないでしょうか。
不安のない生活を送るためにも地盤について考えることは大切…
家の地盤について心配していない人の方がわずかに多い結果ですが、不安がある人も合計すると半数近くになります。大切なマイホームの土台…不安の無い生活のためにもしっかり地盤について考えておきたいものです。そのためには自治体の防災マップを確認することも大切でしょう。またマンション購入や住宅建築の際、外観や内装を気にかけるのと同じように、必要なら調査も行い地盤について目を向けることも大切なのではないでしょうか。一方で、意外と土地に池や沼など水に関連した名前がついていることを気にする人も見受けられました。その土地の特性を表す先人の知恵としてそうした情報も頭の片隅には入れておいた方がいいのかもしれませんね。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2015年11月24日~2015年12月08日
- 有効回答数:100サンプル
2016.01.22
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