くらしのコラム
同じ条件で同じデザイン!購入は新築物件?リノベーション物件?

そこで、同じ立地条件で同じデザインという前提で「4,000万円の新築物件」と「2,000万円のリノベーション物件」のどちらを購入したいのかアンケートで調査してみました。

【質問】
「4,000万円の新築物件」と「2,000万円のリノベーション物件」同じ立地条件で同じデザインなら、どちらを購入したいですか?
【回答数】
4,000万円の新築物件:26
2,000万円のリノベーション物件:74
値段の違いは大きい!でも不安要素もあるかも
アンケートの結果「2,000万円のリノベーション物件」が74人で多数となりました。
・耐久性も基準をクリアしていて同じ条件ならリノベーションでも気にしません。(20代/男性/会社員)
・やっぱり安いところの方がいいですし、同じ条件ならそっちがいいですね(30代/女性/会社員)
・見た目が同じなら安いほうがいいです。水道など内部が激しく傷んでいるなら別ですが。(30代/女性/専業主婦)
・やはり、倍近く値段が違うならこちらにします。浮いたお金で、設備費とか雑費とか家具など他のものに使います。(40代/女性/専業主婦)
・なるべく、費用がかからないほうがいいため、新築物件の半分の金額でデザインが一緒ならば、安いリノベーション物件のほうが良いから。(20代/女性/会社員)
このように、価格の安さを魅力に感じている方が多いことが分かりました。確かに2,000万円の違いは大きなものと言え、回答にあるように残りの2,000万円で設備などの部分にお金を回せるでしょう。また、安いほうが良いとしながらも、内部が傷んでいないかを気にしている方がいるように、安かろう悪かろうでは困るという気持ちが分かる結果になりました。
中古物件には無い魅力!中古はイヤという意見も
一方、「4,000万円の新築物件」との回答は26人で、その詳細は次のとおりです。
・リノベーション物件は、前の住人がどのような生活をしていたかが気になってしまう。(40代/女性/会社員)
・安くては良いが、長い目で見るとリノベーションだと建物本体に心配がある。(50代/男性/契約派遣社員)
・リノベーション物件は以前に人が住んでいたし、新築とは大事にしたいと思う気持ちが違うとおもいます。(50代/女性/会社員)
・金額が半分なのは魅力的ではあるが、お古というのに抵抗があるため、高くても新築物件を選ぶと思う。(30代/男性/会社員)
・新築物件です。建物自体の耐久年数も気になりますし、新しいものほど、耐震やいろいろな規制がかかっていると思うからです。配管なども気になります。(50代/女性/会社役員)
リノベーション物件はどんなに綺麗にされていても中古物件ということが、新築物件派には許せない部分であるようですね。高くても真新しい住まいで生活をしたい気持が読み取れます。また、建物が古いということで構造部分の耐久性を気にする回答が見られます。確かに、地震が頻発する日本国内にあっては構造部分の強さを気にするのも頷けますね。
リノベーションなら構造部分の問題も解決できるかも
今回のアンケートでは価格の安さに魅力を感じるという意見が多く見られ「2,000万円のリノベーション物件」が大勢を占める結果になりました。その一方で、中古には住みたくないということで「4,000万円の新築物件」を選んだ方も一定数いましたね。確かに見た目は綺麗になっていても、構造部分への不安もあるでしょうし、目にみえない配管などへの不安もあるかもしれませんが、リノベーションというのは構造部分の劣化の改善を行う場合もありますので建物の弱さの改善が期待できます。さらに、見た目も綺麗に仕上がるリノベーション物件は「中古だから」と決めつけずに、その仕上がりに注目してみる価値はあるかもしれません。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2015年07月01日~2015年07月15日
- 有効回答数:100サンプル
2015.08.31
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