くらしのコラム
家の間取りで失敗!?家事動線での困りごとランキング!


【質問】
お家の間取り(家事動線)での困りごとは?
【回答数】
洗濯動線 (洗う⇒干す⇒たたむ⇒しまう):37
掃除動線 (部屋が区切られていて掃除がしづらいなど):31
料理動線 (キッチン⇒ダイニング⇒片づけ):14
買い物動線 (買ってきたものをしまう):14
その他:4
洗濯してからが本当の勝負!?洗濯の移動で疲労倍増!
アンケートの結果、一番多い回答だったのは「洗濯動線」でした。
・洗濯機が1階にあり2階のベランダに干すため、水分を含んだ衣類は重く運ぶのが大変です。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・干すのが2階になってしまうことがあるので、いちいち面倒。たたむのも1階だったり2階だったりする。(30代/女性/派遣社員)
・洗濯物をしまう場所が2箇所に分かれていて、一方が寝室の奥のクローゼットなので、家族が寝ていたらしまうのを後回しにしなければならないことです。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・毎日の洗濯をたたみ、収納するときに家族それぞれの部屋までいかないといけないところ。もう少し 一点に集めたいのですが 年頃の子どもがいるので なかなかふみきれないところがあります。(40代/女性/個人事業主)
まず最も目立ったのが、洗濯してから干すまでの移動距離や間取りに負担を感じるコメントでした。特に1階から2階への移動のように、上下の移動で苦労している方が多いようでした。ただでさえ水分を含んだ洗濯物を抱えながらの移動は大変ですが、さらに階段の昇降がこれに加わると、その疲労感たるや容易に想像できるでしょう。この他に目立った回答は、洗濯物をたたんでから仕舞うまでの苦労でした。これは家族の人数が多いほど、各自の部屋へいちいち移動する煩雑さがあるため、それが如実に現れた結果と言えそうです。
コンセントに位置やリビングの場所で大後悔!?
次に多かった回答は「掃除動線」でした。なお同数で「料理動線」と「買い物動線」が続きました。
・自宅のコンセントの位置がおかしいので、リビングを掃除するときにプラグを付け替えなければならないこと。(20代/女性/学生)
・キッチンとご飯を食べるダイニングが離れた位置にあるので、料理を済ませてダイニングに行くのと、食べ終えて食器の片付けなどでキッチンに向かうので、結構手間がかかります。(20代/男性/パート・アルバイト)
・収納スペースが狭いので、買ってきたものをしまう場所が少ないことが困りごとです。(30代/男性/正社員)
「掃除動線」の回答で多く目についたのは、コンセントの位置についての不満でした。掃除機のコードを使用する際に必要になるコンセント。それが中途半端な位置にあると、しばしば掃除を中断してコードの届く場所まで、繰り返し移動することになります。これではストレスが大きくなるのも当然でしょう。また「料理動線」の回答では、調理をするキッチンと食事をするダイニングとが、余りにも離れすぎて苦労しているコメントが目立ちました。食事の後片づけの移動のことも含めて考えると、その大変さがうかがえます。さらに「買い物動線」の回答については、動線よりも収納スペース自体に不満を抱えている方が多く見られました。ただし収納できない物は通路を塞ぐこともあるので、やはり移動の際には邪魔になると言えそうです。
あらゆる生活シーンを想定して、理想的な間取りを見つける!
家を買うにしても借りるにしても、やはり毎日の生活の中で使い勝手が悪いようでは、せっかく手に入れた安らぎの居住空間も台無しですよね。
アンケート結果のようにならないためにも、家の外観や内装だけで判断せずに、日々の生活のあらゆるシーンを想定して、ストレスのない快適な間取りのある家に住むことが大切ではないでしょうか。もしこれからリフォームをするのであれば、この点も十分に考慮に入れて、理想的な間取りのある住まいを追求した方がよいでしょう。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2018年05月11日~2018年05月25日
■有効回答数:100サンプル
2018.06.15