くらしのコラム
冬の住まいのお悩みナンバー1!?結露を防ぐ方法が知りたい!

寒い季節になると窓ガラスにびっしりと付く結露。拭いても拭いても発生する結露に困り果てている人も多いのではないでしょうか。とはいえ放っておくと水滴が流れ落ちて窓枠や床を傷めたり、カビが発生してしまう恐れもあり見過ごすことはできません。こんなときどうしたらいいのか悩ましいところですよね。そこでアンケートを取って、皆さんが結露にどう対処しているか聞いてみました。

【質問】
窓の結露対策、どうしていますか?
【回答数】
内窓をつけている:5
結露防止シートを貼っている:22
こまめに換気している:25
窓用の結露防止ヒーターを設置している:0
特にしていない:42
その他:6
対策していない人が多いけど、その理由は真っ二つ!
一番多かったのはなんと「特にしていない」という回答。42パーセントとダントツです。
・2重サッシにしているので特に目立った結露がでることはないようです。(50代/男性/経営者)
・私の家は冷暖房と換気システムが装備されているので、湿気もこもらず窓が結露することがないからです。(20代/女性/正社員)
・対策を講じても、結露は完全にはなくすことはできないので、あきらめて特に何もしていません。(40代/男性/無職)
・結露ができる時期は毎朝窓をふくようにはしている。シートなども利用したことがあったけど、きれいに剥がせるとかいてあっても剥がせないものや、大して吸湿しないもの、カビがはえやすいものなどあったのて、結局拭き取るのが一番だと思った。(30代/女性/個人事業主)
「対策する必要がない」人、「やったけどダメだった」人、意見は大きくこの二つに分かれました。
二重サッシや換気システムなど、家自体に結露を防ぐ仕組みが取り入れられている場合は結露の悩みとは無縁のようで、うらやましいと感じる人も多いのではないでしょうか。注文住宅の場合はこうした点を織り込んでおくことも可能ですが、建売住宅では難しい部分もありそうです。
窓に貼るシートなどのグッズなども販売されていますが、期待したほどの効果はなかったという意見も。やはり結露には根本的な対策が必要なようです。
いろいろやってもダメだった…そんな中ひときわ目を引く対策は?
続いて2番目に多かったのは「こまめに換気している」で25パーセント、3番目の「結露防止シートを貼っている」も22パーセントに上っています。「内窓をつけている」は5パーセントでした。
・冬は寒いのですが、日中の温かい時間に換気をするようにしています。(40代/女性/パート・アルバイト)
・風呂場などは夜に少し窓を開けています。台所の窓はこまめに拭いています。(50代/男性/正社員)
・どうしても朝は結露が発生するので、防止シートを貼りました。しかし、十分とはいえず、サッシを伝って床にシミが出ています。(40代/女性/パート・アルバイト)
・家を建てた時から2重窓なので今まで特に結露が出たことがありません。(40代/女性/専業主婦(主夫))
換気は最も手軽でお金もかからない方法ですが、冬の寒い時期はなかなか辛いものがありそうです。お風呂場は使用していない夜間に換気するという工夫をしている人もいますが、温度が下がってしまうとヒートショックの心配もあります。
その次に手軽なのが結露防止シートです。これなら窓を開けて寒い思いをすることはありませんが、効果のほどは今一つのようです。
効果の点で最強なのはやはり二重窓。「結露が出たことがない」というのはうらやましい限りと思われそうですが、回答が5パーセントとごく少数なのが気になるところではあります。
多くの人が悩む結露は二重窓で解消!リフォーム検討の価値あり
アンケートでは対策をしていない人が42パーセント、何らかの手を打ってはいるが効果は今一つという人が合わせて47パーセントという結果になりました。最強の結露対策「二重窓」を選んだ人はわずか5パーセントだったものの、対策をしていない人の中にはすでに二重窓にしているからという人もいたので、実際にはもう少し多くなるでしょう。新築のときに二重窓にできればベストですが、これはリフォームでも可能なので、結露があまりにひどい場合は検討する価値がありそうです。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2019年01月09日~2019年01月23日
■有効回答数:100サンプル
2019.02.15
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