くらしのコラム
孫が祖父母の家に行きたくない、泊まりたくない、家の理由とは?


【質問】
孫が祖父母の家に行きたくない、泊まりたくない、家自体の理由は何?
【回答数】
家の中が寒い・暑い:18
外の音がうるさい(車の騒音・虫の音・飛行機の音など):3
お風呂や設備が古い・汚い:33
狭い(階段がこわい・遊ぶ場所がないなど):11
暗い:11
その他:24
子どもは敏感!?トイレとお風呂は重要ポイント!
アンケートの結果、「お風呂や設備が古い・汚い」が多い結果となりました。
・子供の頃初めて泊まりに行った祖父母の家が水洗トイレじゃなくて、汚い昔ながらのトイレだったから辛かった。出来れば行きたくないなと思った。(20代/女性/パート・アルバイト)
・家自体が古いのと掃除がいきとどいていないので不潔な感じがするためだと思います。(60代/女性/専業主婦(主夫))
・私が子供の頃、母方の祖父母の家には「五右衛門風呂」しかありませんでした。板を沈めて入るのは大変でした。(50代/女性/個人事業主)
・家自体が古くて、危ない場所があるから。また汚くて不潔なところがあるから。(20代/女性/正社員)
アンケートに答えた方の3割以上がお風呂や設備に不快感を感じているようです。水回りは家の中でも経年劣化を感じやすい場所なので、不潔で行きたくないという子どもの意見にも納得できますね。他には、昔ながらの造りの家だと掃除のしにくさゆえに汚れが目立ったり、危ない場所も気になったりするという意見も多く寄せられていました。今でこそ子どもにも安全安心の家がスタンダードになりつつありますが、昔の家にはそういった配慮は少なかったのかもしれません。レトロと思えば楽しめる古いお風呂も、連日使うとなれば不便と思う方が多いでしょう。
大人にはレトロでも子どもには危険!?
アンケートの結果、「お風呂や設備が古い・汚い」に次いで、「家の中が寒い・暑い」「狭い(階段がこわい・遊ぶ場所がないなど)」「暗い」「外の音がうるさい(車の騒音・虫の音・飛行機の音など)」の順となりました。
・やはり実家は古く昔ながらの日本の家ですので、気密性も悪く一年中湿っぽく、夏は暑すぎるので、子供はなかなかいきたがりません。(50代/女性/専業主婦(主夫))
・階段が急だったり、近所に遊ぶ場所が無いなどといった理由です。(30代/男性/正社員)
・家が暗いと気持ちまで暗くなってしまうので家が暗いのは嫌です。(20代/女性/無職)
・田舎なので夏になると特に虫がたくさん出ることや、虫の音がうるさいという理由です(30代/男性/正社員)
気温は快適な環境づくりには外せない大きなポイントとなるのではないでしょうか。現在と昔とでは気温に変化があるのかもしれませんが、冷暖房を使っても寒い、暑いとなると辛いですね。また、子どもの遊び場が限られるという意見もありました。急な階段や暗い場所は子どもの好奇心を擽ることもあるので、大人も気が休まらないと思う方が多いでしょう。田舎ならではの虫の声も、慣れ親しんでいないとただの騒音になってしまうのかもしれませんね。
キレイな家には人が集まってくる!?
アンケートからは、大人には昔ながらの良さを感じられる家でも、子どもにとってはただ古くて汚れていて居心地の悪い家と感じてしまうケースが少なくないことがうかがえます。しかし、子どもの正直な意見にも頷けるところはあるのではないでしょうか。健康なうちは急な階段や古いトイレも苦にならないかもしれませんが、体が不自由になると大きな問題になる可能性もあります。年齢やこれからの生活を考えるなら、リフォームや住み替えを考えるのも良いのではないでしょうか。お風呂やトイレがピカピカになれば、お孫さんも頻繁に来てくれるようになるかもしれませんね。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2017年03月02日~2017年03月16日
- 有効回答数:100サンプル
2017.05.22
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