くらしのコラム
毎月の光熱費の負担が大変!どうしたらムダを防げるの?

生活費の中でも比較的大きな割合を占めている光熱費。特に冷暖房の必要な季節には節約に苦労されている方もいるのでは?地球温暖化がいわれて久しい昨今、光熱費の節約はエコロジーにもつながるものですから意識して取り組みたいものです。ではその光熱費の中でも特にムダがあるもの、節約が可能なものといえば何でしょうか。アンケートをとって皆さんの意見を聞いてみました。

【質問】光熱費、ムダが多いと感じるのは何?
【回答数】
暖房:14
冷房:30
調理:4
お風呂:30
トイレ:7
その他:15
各部屋で冷房・お風呂で何回も追い炊き!このムダは減らしたい
アンケートの結果、「冷房」と「お風呂」が同数の30パーセントでトップとなりました。
・各部屋で冷暖房を使用しているため、部屋ごとに冷暖房を使うのは無駄だと感じています。同居人数は自分を含めて4人です。(40代/男性/会社員)
・同居人数は二人です。家の構造が吹き抜けになっている為エアコンの効きがよくありません(30代/女性/専業主婦)
・4人です。どうしても次、次に入ることが出来ないので追い焚きをしなくてはいけなくなってしまうからです。(30代/女性/専業主婦)
・自動にしていると人が入っていなくても沸かしたりするから。でも自動にしておかないと不便。(20代/女性/専業主婦)
近年夏の暑さが厳しく、熱中症を防ぐためには冷房を適切に使うことが必要です。とはいえ、各個人の部屋でエアコンを使うとなると消費電力もバカになりません。また、家の構造的に冷房が効きにくいというのも問題ですね。お風呂に関しては追い炊きを何度もすること、あるいは自動に設定しておくとお湯の温度を保つために自動的に追い炊きされてしまうことでガス代が余計にかかってしまいます。冷房を使うときは一部屋に集まること、追い炊きしなくていいようにお風呂には続けて入ることを心がければよいのでしょうが、それぞれのライフスタイルもあり難しいところですね。
暖房効率の悪さに水のムダ…節約だけでは限界が
次に多かったのは「暖房」で14パーセント、以下「トイレ」「調理」の順となっています。
・エアコンの他にこたつも利用しており、各部屋でファンヒーターを利用している場合もあるので、暖房に関する費用は結構かかってしまいます。(40代/男性/無職)
・床暖房設備を付けているが、そのリビングが吹き抜け構造で熱が上に上がってしまう 3人家族(40代/女性/専業主婦)
・4人です。うちのトイレは古いので 節水タイプではないので一回にたくさん流れます。(40代/女性/パートアルバイト)
・調理時に水を出しっぱなしにしたり、必要以上にガスを使ったりしていることがあるので、そういったときにムダが多いと感じます。(30代/男性/会社員)
エアコンの場合そもそも冷房より暖房の方が多くの電気を消費します。加えてさまざまな暖房器具を併用するとなれば光熱費はかなり深刻なものに。また、暖房の場合も冷房と同じく家の作りによっては効率が悪くなってしまうことがあるようです。トイレと調理に関しては水がムダになっているという意見があります。調理の場合はこまめに水を止めることで節約できますが、トイレの場合はそうしたことは不可能。最近では節水性能の高いトイレも出ているので、検討してみても良いかもしれませんね。
エコや節約のためのリフォームが長い目で見るとお得!
電気やガス、水などなるべく使わないようにすれば低く抑えられるのが光熱費。とはいえ、それには限度があります。冷暖房に関しては省エネ型の機器を使う、トイレは節水型にするなど最新技術を取り入れるのも一つの方法でしょう。また家の構造に問題がある場合はリフォームによって冷暖房効率をアップさせることも可能。リフォームといえば設備の更新や美観が目的と思われがちですが、実は光熱費の節約につなげることもできるのです。光熱費にムダがあるな、と感じている方は「節約のためのリフォーム」を検討してみてはいかがでしょうか。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2016年07月19日~2016年08月02日
- 有効回答数:100サンプル
2016.09.15