くらしのコラム
寒い季節も快適に!冬の寒さに耐えられるリフォームとは?

日本の好きな所の一つに、「四季がはっきりしていること」と答える方も多いですね。古くから折々の花鳥風月を楽しむのに事欠かない島国ですが、良い面があれば大抵悪い面も出てきてしまうものです。
四季がはっきりしていると言うことは気温の差が激しいわけですから、住居もその土地にあった気候対策が必要になってきます。特に冬が厳しい地方は、部屋着の着こなしだけでは対応しにくいものですよね。健康のためにも上手な対処をしていきたいところ。
そこで、寒さ対策のリフォームをするならまずどこに手を掛けるのか?みなさんにアンケートを取ってみました。

【質問】
寒い家をリフォームする際にしたい工事は?
【回答数】
床暖房:41
窓を二重ガラス:25
すき間の解消:17
部屋を断熱材で覆う:16
その他:1
温かさが違う!体感した方の意見も多かった床暖房が一位に
もっとも多かった回答は、床暖房を設置するでした。
・普段裸足で生活をしているので、床暖房をつけてると、足が暖まる。靴下は履きたくないので。(20代/女性/専業主婦)
・床暖房を使っていますがあったかすぎて最高だから、お金を気にせずどの工事をしたいかと言われれば迷わずこれです。(20代/女性/専業主婦)
・よく家族で話をしますが、寒い場合はやはり床暖房です。空気は温まると上に上がるので部屋全体が温まるということです。二重窓や断熱材やすき間については話が出ませんが、床暖房の電気は太陽光発電かなと言っています。(50代/男性/無職)
・寒冷地のため、「二重ガラス」「断熱材」「すき間がない」のは当然。床暖房は燃料費や維持費はかかるが、やはり同じ室温でも感覚的な温かさが違う。床暖房の家がうらやましいという思いはある。(40代/男性/公務員)
実際に取り入れたことのある方からの体験談的な意見も多く寄せられています。床暖房は間接的な断熱対策よりも、リフォームした直後から温かさを実感出来るので人気があるのでしょう。寒さの厳しい寒冷地では、最初から住宅にある程度の断熱対策が施されている家も少なくないようで、熱源を増やしたいとの考え方になるようです。
防犯、遮音、エコも!断熱だけじゃない断熱リフォームの利点!
続いて「窓を二重窓ガラスに替える」が多く、「隙間の解消」、「部屋を断熱材で覆う」の順になりました。
・寒くなる原因の一番はやっぱり窓からの冷たい空気だと思うのでそれを遮断すると暖かく過ごせる。(40代/女性/専業主婦)
・防犯的にもいいと思うし、暑い日にもいいと思うので一石二鳥なことになると思います。(20代/女性/学生)
・私の家はすきま風がすごいので冬に寒くなります。床下から特に風がきます。(30代/女性/その他専門職)
・部屋を断熱材で覆うととても暖かそうだし、エコにもなると思うから(30代/女性/専業主婦)
夏に涼しい風や日差しを取り入れようとすればどうしても窓は必要になりますが、当然ながら冬の冷気を引き込んでしまう。そんな悩みを解消するのが二重窓なのでしょう。防犯にも役立つだろうとのお得を感じられる意見もありました。すきま風をどうにかしたいとの回答からは、実際に困っている方の声が多く見られます。確かに暖房を付けても横から冷やされていては効率は上がりませんよね。効率でみるなら、燃料費ゼロで部屋全体の温かさを維持できる断熱材は地球に優しい防寒方法と言えそうです。
住宅の寿命は長い!リフォームでずーっと暖かい冬を
冷気は下へ向かい、暖気は上へ上がる。一家団欒で過ごす居間は大体1階にあるものですから、効率よく温めようとするのはなかなか難しいものです。その点、人の下に暖房を設置する床暖房は理に適った暖房設備と言えるのでしょう。評判が良いのも頷けます。
いくらハイパワーの暖房機器を買いそろえても、部屋自体が温かさを逃がしていては部屋は暖まりにくいもの。温まりにくければ燃料費はかさんでしまいます。そう考えれば、断熱リフォームは初期投資こそ掛かりますが、ずっと快適な冬を過ごせる分お得なのかもしれませんね。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2015年11月24日~2015年12月08日
- 有効回答数:100サンプル
2016.01.29