くらしのコラム
今注目の暮らし方「近居」!考え始めたきっかけはなんですか?


【質問】
近居を考えるキッカケは何ですか?
【回答数】
親・子どものことが心配:51
子どもの面倒を見てほしい・見てあげたい:25
経済的支援をうけたい・してあげたい:6
嫁・姑と仲良くなりたい:0
その他:18
親の介護のために!「親・子どものことが心配」が多数!
アンケートの結果、およそ半数にあたる51人が「親・子どものことが心配」と回答し、最も多い結果となりました。
・仮に介護などの問題が出た場合など、近居のほうがお互い疲れないような気がします。(30代/女性/専業主婦(主夫))
・親がそろそろ高齢なので、どきどき様子をみたり、何かあった時にすぐに行ってあげる事が出来るから。(40代/男性/正社員)
・親の近くにいた方が何かと便利だと思っていたので近居を選びました。子どもも結婚しましたが、まだまだ心配で、自分たちも近くの方が良いということもあったようで近くに住んでいます。(50代/女性/専業主婦(主夫))
30代から50代まで、多くの世代の人が親の老いを心配していることが伺えます。介護が必要になった時、一緒に暮らしているのは介護をする方もされる方もストレスがたまるもの。そんな時でもちゃんと面倒を見ながらもある程度距離を置くことができることにメリットを感じている人の多いことが分かりました。またあまり遠く離れすぎていると、普段からこまめに様子を見に行ってあげることもままならないということに不安を感じている人も多いようです。一方50代の人の意見では、子どもとしての立場だけでなく親としての立場からも、何かあったときには助けてあげたいという回答が見られました。近居は子どもにとっても親にとっても理想的な暮らし方の一つであることが分かります。
親子で互いに助け合う!子どもの世話や経済的援助という理由も!
次いで多かったのが「子どもの面倒を見てほしい・見てあげたい」という意見で、「経済的支援をうけたい・してあげたい」という意見も何人か見られました。
・共働きのため、子どもの面倒をみてもらえる両親が近いと、いざという時に助かる(40代/男性/正社員)
・何か助けが必要になった時に、近くにいると助けられ、便利だから。(50代/女性/正社員)
・核家族の中で子どもを育てるより、子どもの周りにより多くの人がいた方が、子どもに良い影響があるのではないかと考えました。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・子どもは若いうちは、経済的にかなり負担があると思うので助けてあげたいから。(40代/女性/専業主婦(主夫))
「いざという時に助かる」という意見もあるように、働き盛りである世代にとっては子どもを親に預けることができるのは大きな魅力と言えるでしょう。また親の世代からもそのようなことを考えてできるだけ子守などで力になりたいと考えている人が多いようです。そのほかにも小さな子どもの周りには少しでも多くの大人がいたほうがいい、という意見も見られました。近居にすることは夫婦だけでなく親族全員で子どもを育てていけるというメリットもあることが伺えます。
そのほか親と子どもでお互いに経済的に助け合えるという回答も見られました。特に子育ての時期は家計に余裕ができにくいもの。だからこそ助け合いたいという気持ちが強いようです。
付かず離れずの距離感を保てることが魅力!
アンケートの結果最も多い回答が子ども世代が親の介護を考えて、というものでした。しかしその一方で、小さい子どもの世話や経済的援助によって親の世代と子どもの世代が互いに助け合って生活していきたい、ということが近居を考えるきっかけになった人も多いようです。
親子関係はあまり近すぎると確執の原因になることが多いですが、かといって離れ離れになってしまうのも寂しいですし、また万が一の時に困りますよね。現在親と離れて暮らしているという人は、付かず離れずのちょうどよい距離感を保てる暮らし方として、近居という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2017年09月08日~2017年09月22日
- 有効回答数:100サンプル
2017.11.01
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