くらしのコラム
ひな祭りや七夕、季節の行事には何かする?

ひな祭りや七夕、ハロウィンにクリスマスなど日本では季節ごとにいろいろな行事がやってきます。街を歩いていればその季節にちなんだ食べ物が売られていたり、デコレーションされていたりするのを目にする機会も多いですが、実際に行事ごとに自宅で何かしている人はどれくらいいるのでしょうか。男女100人を対象にアンケートをとってみました。

【質問】
お節句など、季節のイベントはどうしていますか?
【回答数】
ゆかりのものを食べ、人形を飾るなど、積極的に取り入れる:31
子どもの友人や親族を招いてホームパーティー:3
家族、親族が必ず集まる場とするために行う:10
やるときとやらないときがある:35
何もしない:17
その他:4
全体の3分の1は、したりしなかったり
アンケートの結果、やるときとやらないときがあるという回答が全体の全体の3分の1を占めました。
・必要な食材や装飾品が簡単に手に入る時や時間の余裕がある時は取り入れるが、マストではない。(30代/女性/専業主婦(主夫))
・買い物などのタイミングで季節のものを食べたりするが、決めている訳ではないので終わっていることがあるから(30代/女性/パート・アルバイト)
・やはり、忙しいとなかなか直前までできないことがあるからです。積極的にやっていきたいのですが。(20代/女性/学生)
・子供たちは成人となり、それぞれが遠方に住まっているため、それぞれの都合でできるときと出来ない時がある。(60代/男性/個人事業主)
タイミングがよかったり余裕があったりすれば行うけれど、無理してまでは行わないという意見が目立ちました。行事として取り入れたいという気持ちはある一方、わざわざ準備に手間や時間をかけるほどは重要視していない人が多いようです。特に意識していなくても旬の食材として食卓に取り入れていたという回答からは、季節の行事にはそれにちなんだ食べ物が密接に関係していることが伺えます。また、家族の年齢層が上がるにつれて個々が忙しくなり、行事とは疎遠になっていく様子も垣間見えました。
積極的に行いたい派も3割! 行事が集まるきっかけに
次いで、ゆかりのものを食べ人形を飾るなど積極的に取り入れる、何もしない、家族、親族が必ず集まる場とするために行う、子どもの友人や親族を招いてホームパーティー、という順になりました。
・日本古来からの習慣を大切にし、季節感を味わい、その風習を子供にも伝えたいと考えているためです。(40代/男性/正社員)
・こどもに季節のイベントを教えて楽しみたいので、家族でできる範囲でしています。(30代/女性/専業主婦(主夫))
・子供がいないので、やる必要もないかと思い、やったことないです。(50代/女性/パート・アルバイト)
・意識して実施するようにしている。家族親戚が集まることで会話が増え、楽しみが増える。(40代/男性/正社員)
・子どもの友人や親族など、大勢を招いてホームパーティーをすると楽しいので。(40代/男性/正社員)
積極的に取り入れるという回答では、子供に日本の文化を教えたいという教育的側面と同時に、家族のイベントとして楽しみたいという二つの要素が多く挙がりました。子供が小さいうちにしかできないことだからこそ行事に重きを置いている子育て世代の思いが伺えます。一方、一人暮らしの人や子供がいない人は、あえて自分だけのために行う必要性を感じていないようです。親戚や友人との絆を深めるきっかけとして行事を利用しているケースも見られました。
子供がいるかどうかが大きな分岐点に
今回のアンケートでは、やったりやらなかったりも含めると、行事に何かするという回答が約8割という結果になりました。特に小さな子供がいる世代では行うという意見が圧倒的に多く見られました。成長するとそれぞれが忙しくなり家族で集まる機会が減ることが経験上わかっているからこそ、家族全員でいられる時間を大切にしたいという思いが表れていると言えるのではないでしょうか。子供に楽しんでもらいたい、祖父母に孫の顔を見せたい、親戚で集まる機会を設けたいなど、その多くは自分だけでなく周りの人が喜ぶ顔を見たいがために行事を行っているのかもしれません。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2018年01月22日~2018年02月05日
- 有効回答数:100サンプル
2018.03.08
人気記事
3つの断熱リフォーム