くらしのコラム
気になる自宅の傷みや劣化。リフォームのタイミングはどうする?

住み始めた当初はあんなにピカピカだったのに、子供が遊んでつけた傷や壁紙の汚れ、設備の劣化など数年たつと気になるところが増えてくるマイホーム。リフォームしたいけれど、いつがベストタイミングなのか迷っている人も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、自宅のリフォームを行うタイミングについてアンケートをとりました。

【質問】
自宅をリフォームするタイミングっていつがいい?
【回答数】
設備などが壊れたら。:20
見た目が汚れてきたから。:7
建ててから10年~15年くらい。:13
息子、娘との同居のタイミング。:12
お金が貯まったら。:23
住宅ローンが終わったら。:9
退職金が入ったら。:6
その他:10
お金が貯まったら、が全体の約4分の1!
アンケートの結果、お金が貯まったらという回答が約4分の1を占めました。
・資金に余裕がなければリフォームは出来ないので、お金の有無が大きいです。(40代/男性/個人事業主)
・設備などが壊れたとしてもお金がなかったとしたらリフォームに至るまで大々的に行うことができないと思うし、リフォームはお金に余裕のある人がプラスアルファで受けるサービスだと思うから。(20代/女性/学生)
・できるだけ、新たにローンは組みたくないので、お金がたまるまで気になる場所があってもそのまま我慢して、お金がある時にやれば良いと思う。(30代/女性/専業主婦(主夫))
リフォーム費用は安いものではないので、ある程度お金が貯まったタイミングというのを基準にしている人が多いことがわかりました。多少気になる部分があっても生活に支障をきたすレベルでないのであれば、目をつぶっている様子が伺えます。無理してリフォーム代を捻出するよりも、まずは貯金しつつ安定した生活レベルの現状維持を最優先に考える人が多い結果といえそうです。
設備の故障が2割! ほかにも家族構成の変化や見た目の劣化など
次いで、設備などが壊れたら、建ててから10年~15年くらい、息子、娘との同居のタイミング、住宅ローンが終わったら、見た目が汚れてきたから、退職金が入ったら、の順になりました。
・設備が壊れたら当然直していきます。壊れないように丁寧に扱うことが大事ですね。(40代/男性/正社員)
・だいたい住み始めてから10年後くらいから劣化が見えてくるから。(20代/女性/正社員)
・子供と同居することがあれば、住みやすくするためにリフォームしようと思います。(30代/女性/専業主婦(主夫))
・何かきっかけがないと中々行動に移せないが、金銭的にもローン後が安心だと思うから。(30代/女性/専業主婦(主夫))
・見た目が壊れてきたら、リフォームしたいと思います。特に外壁です。(30代/女性/正社員)
実生活において不便を感じて初めてリフォームを検討するという意見があがりました。毎日暮らす自宅だからこそ、必要なものはすぐに修理をするのでしょう。建ててから10~15年くらい、見た目が汚れてきたからという回答からは、致命傷になる前に手入れをして長くていねいに暮らしていきたいという意志が垣間見られます。同居のタイミングという回答からは、人生の後半における生活環境の変化を一つの目安と考えている様子が伺えます。住宅ローン終了後、退職金が入ったら、など主に金銭的な要素が関連しているケースも少なくありませんでした。
金銭的な理由が約4割。無理なく長く住み続けたい
アンケートの結果、お金が貯まったら、住宅ローンが終わったら、退職金が入ったら、など金銭面が理由の回答を合わせると約4割となりました。気になる部分はあるものの、必要に迫られるまでは無理せず日々を暮らしていくことに重点を置いている人が多いようです。一方、10
15年たったら、見た目が汚れたらなど、長期的な視野でメンテナンスして長くていねいに暮らしたいという意見もあがりました。傷みがひどくなる前にリフォームして将来的な費用を抑えたいという目的もあるようです。生活環境や人生設計によってタイミングは異なるものの、きちんとお金をかけて暮らしやすい家にリフォームしたいという思いは共通しているといえそうです。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2018年06月11日~2018年06月25日
■有効回答数:100サンプル
2018.07.29
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