くらしのコラム
愛着はあるけれど…長年住んでいるわが家は問題がいっぱい!


【質問】
今の住まいの不満点は?
【回答数】
立地・環境:22
建物や設備の老朽化:36
間取り:12
家事や生活の動線:0
収納量:15
その他:15
だんだんと古くなり傷んでいくわが家、衛生面や安全面での心配も
アンケートの結果、「建物や設備の老朽化」と答えた人が最も多く36パーセントを占めました。
・水回りの設備が古く、すぐに黒ずみが出たり、排水の音がぼこぼこと鳴ることがあり、不便を感じます。(40代/女性/正社員)
・20年以上前に建てた家なので建物全体の老朽化が酷く、すきま風が入ってきたり、雨漏りなどのトラブルも多いからです。また外から見ると微妙に屋根が傾いていたり、外壁にひびが入っているなど、安全面でも問題がありますし、自然災害によるダメージにも悩んでいます。(20代/女性/無職)
・築40年を越えているボロ屋のため床が所々腐っていて、先日の台風ではとうとう雨漏りまでしてしまいショックです。建て替えを検討しています。(40代/女性/専業主婦(主夫))
使い勝手の悪さや汚れ・傷みなどは古い設備をそのまま使い続けていると逃れられない宿命といえます。見た目の美しさが失われていくのも気になるところですが、最も深刻なのは安全性が損なわれていくことです。雨漏りは家の寿命を縮めてしまうことがありますし、腐った床は踏み抜いてケガをする恐れも。さらにひびや傾きなど家の傷みがひどいと地震で倒壊する危険性も高まります。水回りの衛生状態の悪化も深刻です。安全・安心な暮らしのためにも何か手を打つ必要があるといえるでしょう。
昔は良かったけど今の暮らしには合わない!そんな悩みも続々と
2番目に多かった回答は「立地・環境」で22パーセント、以下「収納量」「間取り」と続いています。
・現在の住居に引っ越してきた当初はいろいろなお店が多く、町内行事なども盛んだった。しかし十年以上過ぎた現在、店舗の閉店や移転が相次ぎ、町内行事も行われなくなり、寂れてしまったため。(20代/女性/パート・アルバイト)
・都内の狭小住宅なので十分に収納が取れなかった。子供が小さいうちはよかったが子供の荷物がふえてきてしまった。(40代/女性/個人事業主)
・今の間取りは昔あったタイプの形なので、廊下がなく不満です。扉ひとつで洋式と和式に分かれているため模様替えもしにくいのが難点です。(30代/女性/個人事業主)
にぎやかで便利な場所と思って住んだのに今はすっかり寂れてしまった、子供が成長するにつれて物が増え収納が不足してきた、昔の間取りが今の生活スタイルに合わない…いずれの悩みも時の流れとともに生じた問題であることが共通しています。家族構成や暮らし方は変わっていくものなので、それを見越した住まい選びができれば良いのですがなかなか難しいところです。まして街の盛衰までは予想できず、不満を解消するには引っ越す以外方法が見当たらないと思われるのも悩ましいところでしょう。
リフォームで解決できる問題もある!一度検討を
古くなっていく家への不満、解消するには引っ越しや建て替えしかないと思われるかもしれません。ですが、今回のアンケートを見るとそれに該当するのは「立地・環境」の22パーセントのみ。残りの悩みはリフォームで解決することも可能なのです。水回りの設備を一新すれば使い勝手も衛生面でも格段にレベルアップしますし、間取りの変更や収納力の向上もできないことではありません。建て替えよりはぐんと低予算でできるリフォームでの住まい改善、一度検討してみてはいかがでしょうか。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2018年10月02日~2018年10月16日
■有効回答数:100サンプル
2018.11.30
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