くらしのコラム
子供の環境づくりってみんなどうしてる?理想の環境とは!?


【質問】
子育ての環境、理想のタイプは?
【回答数】
リビングなどでも学習できる設備:36
家族共有スペースに本棚を設置:13
年齢に応じて可変できる子ども部屋:30
自分のものが管理できる個室:17
その他:4
リビング学習で得られるものは「監視の目」だけではない
アンケートの結果「リビングなどでも学習できる設備」が最も多い結果となりました。
・子どもが目の行きとどくところで、学習していると監視ではないけど見られる範囲なので安心。部屋に閉じこもっているだけだと何をしているか分からないから。(40代/女性/正社員)
・子供が小学生であれば、低学年だとまだ一人では学習できないことが多く、親が見てあげなければなりません。リビングに学習スペースがあれば家事などと並行して学習を見てあげられ、効率的だからです。(30代/男性/正社員)
・小中学校までは一人学習を定着させるために目が行き届くところで学習させたほうが良い。わからないことがあったとき、部屋で勉強させていると聞きに来るのが面倒くさくなり進まなくなる。リビングだと質問もしやすいし、そこから学校での会話などつながるなど、子供の現状を把握できる。(50代/女性/専業主婦(主夫))
リビング学習は、特に中学生くらいまでの子供をもつ家庭で高い支持を受けています。もし個室を子供に与えてしまった場合、壁に閉ざされている空間なので、親としても何をしているのか見えず不安に感じてしまうことを不安要素として感じている方が多いようです。リビング学習にすることで、お互いコミュニケーションを取りやすいという安心感や、家事をしながらでも勉強を教えてあげられるという効率の良さの両方が生まれるため、このリビング学習が高い支持を受けているようです。
可変性のある環境で将来の選択肢を広げる
2番目に多い回答は「年齢に応じて可変できる子ども部屋」、次いで「自分のものが管理できる個室」「家族共有スペースに本棚を設置」の順となりました。
・子供の年齢によって必要な部屋の設備は変わると思うから。兄弟がいる場合、小さい頃は一緒の部屋がいいが、中学生以降は別々の部屋がいいと思う。(20代/女性/専業主婦(主夫))
・今現在2歳児だが、一年でも服や玩具が変わり場所を取るようになってきたので、幼稚園、小学校と年齢が上がるにつれ、物が増えていく事は確実だし、必要な物も変わっていくだろうから、その時に合わせて可変できるほうが便利だから。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・子どもはすぐに成長してしまうが、成長するたびに家具の買い替えは大変なので。(30代/女性/専業主婦(主夫))
子供の年齢によって必要な環境や、趣味などはどんどん変わっていきます。ですが、そのたびに大掛かりな作業や買い替えをするのは労力もお金もかかるので、あらかじめ、できれば可変性のある環境をつくっていきたいというのが親としての本音のようです。特に子供が小さいうちは、成長したあとのことはなかなか具体的にイメージしにくいため、できるだけ選択肢の幅を広げておきたいという考えを持つ人が多いのではないでしょうか。
キーワードは「効率」と「コミュニケーション」
今回のアンケートからは、「リビングなどでも学習できる設備」と「年齢に応じて可変できる子ども部屋」に集中して多くの回答が寄せられました。親にとっても子供にとっても、時間やお金、そして労力などに関して、少しでも効率的な環境を求める声が多いことが読み取れます。家族全員が忙しい日々を過ごす暮らしのなかで、少しでもお互い歩み寄り、コミュニケーションを取りやすい環境をつくろうとしており、子育てに前向きな姿勢を持っている人は多いと言えるでしょう。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2019年03月07日~2019年03月21日
- 有効回答数:100サンプル
2019.04.22
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