くらしのコラム
セカンドライフを意識したリフォーム!もっとも重視したいのは?

私たちの生活に「住まい」は大変大きな存在ですよね。家を購入したり新築したりするときは、住む人の暮らしを優先した間取りなどを意識することが多いですが、家族の成長や構成員の変化に対応する必要もでてくるのではないでしょうか。家を改修するときは、どの程度行うかを考えるほか、何を優先すべきか決めることもポイントになりますよね。そこで、セカンドライフを意識してリフォームをするときは、どんな点をもっとも重視するかについて、男女100人のみなさんに意見を聞いてみました。

【質問】
セカンドライフのために備える、もっとも重視したいリフォームは何?
【回答数】
耐震性:19
断熱性:3
バリアフリー:29
水回り:7
収納:5
自分のライフスタイルに合わせた空間づくり:33
その他:4
自分好みの空間を望む人がもっとも多い!住む人のニーズも反映
アンケートの結果、「自分のライフスタイルに合わせた空間づくり」と答えた人がもっとも多いことがわかりました。
・犬と共に暮らしたいので、犬の事を考えて滑りにくい床などにしたい(40代/女性/会社員)
・狭くて機能的な家が良いです。一般的に良いと言われているものよりも、自分が求めることが大切でしょう。(40代/男性/自由業・フリーランス)
・やはり自分が日々生活する空間ですから、レイアウトからデザインまで、自分の理想を追求した空間を作りたいもの。老朽化対策のリフォームに加えて、自分のライフスタイルに合わせた空間づくりは非常に重要です。(20代/男性/パートアルバイト)
・ライフスタイルは幅広い意味を持っていると思います。バリアフリーもその中に含まれます。歳相応の形、住宅技術に合わせたものにしたいと思います。(30代/男性/会社員)
・部分的なところより全体的に自分が気に入る空間に住みたいからです。(20代/女性/自由業・フリーランス)
33人の男女は、自分好みの空間を望んでいるようです。ペットとの生活を夢見る人や、機能的な住まいを求める人もいますよね。老朽化対策やバリアフリー対策が含まれるとの考え方も見て取れました。居住空間の改修は住む人のニーズに応じて行うほか、全面的な改修も必要になるかもしれませんね。また、どんな空間が良いのかは個々によって異なることもわかる結果となりました。
いずれの回答からも「安心できる住まい」がベースに!?
アンケートの結果、「バリアフリー:29人」に次いで「耐震性:19人」「水回り:7人」「収納:5人」「断熱性:3人」の順となりました。
・高齢になってくると階段や段差が気になってきて、転倒を防止する必要があると思います。(50代/男性/会社役員)
・年齢を重ねるごとに体力や筋力も衰え少しの段差で転んだりし寝たきり生活に繋がりかねないから(30代/女性/専業主婦)
・耐震性を強化しなければセカンドライフを楽しめないので、耐震性を重視します。(30代/男性/会社員)
・特にお風呂場です。手すりが有りませんので、風呂場で転ばない様に手すりを付けます。(60代/男性/無職)
・仕舞うところが多いとその分整理整頓がきちんと出来そうでいいと思った(20代/女性/無職)
バリアフリーを重視する人からは、加齢にともなう体力面を懸念する意見が多いようです。階段や段差などでの転倒が寝たきりになるリスクが心配されますが、比較的若い人が注目していることもうかがえました。水回りを重視したい人からは、お風呂に手すりを付けたいとの希望が寄せられています。ストレスなく暮らすのに耐震性を重視する人や、整理整頓のために収納スペースを欲する人など、それぞれのこだわりが見て取れるようですね。このように、リフォームで最優先したい課題は人それぞれですが「安心できる住まい」がベースになることがわかる結果となりました。
自分に合った空間づくりやバリアフリー対策を意識する人が多い!
アンケートの結果、自分に合った空間づくりを希望する人がもっとも多いことがわかりました。ペットとの共同生活など具体例も見られますが、家全体の改修を望むコメントやバリアフリーを意識する傾向もうかがえました。また、バリアフリー対策を早くから意識する人もいるようですが、高齢化社会の課題が反映されているのかもしれませんね。もちろん、どのような空間を演出するにしても、土台が安定していることは不可欠ではないでしょうか。住宅のリフォームや住み替えをするときは「自分のこだわり」を形にできる絶好の機会ですが、こちらに寄せられた回答をヒントにすることをおすすめします。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2016年08月12日~2016年08月26日
- 有効回答数:100サンプル
2016.10.10
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