くらしのコラム
友人や知人が購入した中古住宅を訪問して、感じた印象は?

新築の情報は住宅展示場やモデルハウスなどで手に入りやすいですが、中古住宅となるとなかなか情報が入りにくいのではないでしょうか。そこで今回のアンケートでは友人や知人が購入した中古住宅を、実際に訪問して感じた印象ついて調査を行いました。

【質問】
友人・知人が購入した中古住宅を見て、その印象は?
【回答数】
とても良かった:13
良かった:56
あまり良くなかった:20
良くなかった:6
その他:5
新築同様の美しさと快適さ!?リフォーム技術の高さがスゴイ
アンケートの結果、良かったという回答が多い結果となりました。
・築年数こそ古かったが、室内はリフォームされていて、むしろ新しい住宅に感じたから。(20代/女性/学生)
・築20年の物件でしたが、建物の作りがしっかりして居るのと部屋の内装が全面張り替えられて居るのでとても綺麗でした。(30代/男性/正社員)
・中古住宅なので古い感じというイメージだったけれど、全く違って新築と同じようにリフォームがしっかりされていた。(30代/女性/正社員)
新築と比べてみても、見劣りしないほど内装などが綺麗だったという意見が多くみられます。古いイメージを持っていた中古住宅も、実際に自分の目で確認してみると、リフォームの技術の高さに驚く人が多いようです。
外壁の塗り替え、そしてフローリングの床の傷や色褪せた壁のクロスを張り替えるだけでも、見違えるように美しくなります。年季が入った畳の部屋を無垢材のフローリングにするなど、自分の理想の部屋に仕上げていく楽しみもあります。
また、外観や内装だけでなく、キッチンやバスルーム、トイレなども最新機能付きの設備を整えることで、新築同様の快適さを手に入れることができるでしょう。
問題になりやすいのは、部屋の間取りや家の構造!?
アンケートの結果、良かったに次いであまり良くなかった、とても良かった、良くなかったの順となりました。
・思ったよりも古さが出ていてせまかったこと。収納がほとんどなく、玄関もかなり狭かったです(40代/女性/専業主婦(主夫))
・広すぎると思いました。子供が巣立っていくとなおさらだと思います。(40代/男性/正社員)
・自分が新築だからそう思ってしまうのかもしれないが、やはり隙間風が寒かったり色々と直す部分がでてきている。(30代/女性/派遣社員)
とても良かったと回答する人もいましたが、あまり良くなかったと感じる人もみられます。その原因としては、自分のライフスタイルに合う設計ができず、以前住んでいた人の間取りをそのまま使うことによって生じる不便さにあるようです。また、部屋数やその広さ、収納の数なども重要ですが、窓からの隙間風など建物の機密性に関しても疑問視する声が上がっています。
部屋数が多すぎると、子供が小さい時は良いかもしれませんが、巣立っていった後に夫婦2人だけでは広すぎて、管理や掃除が大変になる可能性もあります。逆に狭すぎても、子供がのびのび遊べないなどの問題が出てきます。そのため、今だけでなく、10年、20年先の家族のライフスタイルも想像したうえで、中古住宅を選ぶことが大切です。
また、より過ごしやすくするために、窓を二重ガラスの断熱仕様にするなどの方法を考える必要もあります。
中古住宅は、メリットとデメリットをよく検討した上で選ぼう!
家が欲しいと感じた時に、新築同様の美しさと快適さをお手頃な価格で手に入れることができるのなら、中古住宅の購入も選択肢の1つに入りそうです。リフォームの技術は日々進化していますし、その技術の高さは多くの人が驚くほどです。
しかし、部屋の間取りや家の構造などに関しては、新築に比べると劣るように感じてしまうケースもあります。
中古住宅のメリットとデメリットの両方を踏まえた上で、納得のいく家探しをしたいものです。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2017年03月02日~2017年03月16日
- 有効回答数:100サンプル
2017.05.01
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