くらしのコラム
やっぱり悪印象あり?中古住宅はどんなイメージ

新居を探すにあたって予算の都合により中古住宅にターゲットを絞って探す人もいるでしょう。新築物件が良いのは当たり前のことですが、お金には変えられません。しかし、中古物件にはマイナスイメージを持つ人もいるかもしれません。皆さんは中古住宅に対してイメージを持っているのか、100人を対象にアンケートを採ってみました。

【質問】
中古住宅を買う場合、どんなマイナスイメージがありますか
【回答数】
リフォームの価格が高い:22
構造が心配:52
近所づきあいが心配:8
その他:18
やっぱり、家の強度など構造が気になる!
アンケートの結果、構造が心配であると回答した人が52人と半数以上で最も多い結果となりました。
・今の建築基準に合ってない場合もあるだろうし、自分好みの造りになっていない場合があるからです。(30代/女性/会社員)
・実際に住んでからじゃないと気付けない、家の傷や騒音、地震に対する強度などについてがあると思うので(20代/女性/会社員)
・床が歪んでいたりきしんでいたりしていないか、どこかに欠陥がないか。(30代/男性/自営業(個人事業主))
年々変化する建築基準に適合しているのかなどは、やはり気になるでしょう。特に昭和56年からは新耐震基準が導入されました。近年、いつ大地震が起こってもおかしくはない状態が続いているため、特に地震に対する強度は気になるのではないでしょうか。昭和56年以前に建てられた物件については要注意でしょう。また、どこかに欠陥があるのではないかと、疑いを持ってしまうという意見も挙げられています。注文住宅であれば、実際の建設現場を毎日見に行くこともできるので、手抜き工事も見抜くことができますが、中古となると既に建ってしまっているので、外見上はわかりませんよね。不安になる気持ちもうなずけます。
結果的に新築より高くなっては本末転倒
アンケートの結果、リフォームの価格が高いことを気にする人が22人で2番目に多く、次いで近所付き合いを気にする人が多いことがわかりました。
・年数にもよりますが、リフォームをすると、結果的には、新築よりも高くつくことになりかねません。(40代/男性/会社員)
・築年数が長いと老朽化が激しいので、しょっちゅう修繕工事をしなければならない。(40代/男性/会社員)
・中古を買ったとしても、リフォーム費用を払わなければならないので、新築と同じぐらいの値段がかかると思います。(30代/女性/無職)
・以前どんな人が住んでいたから、とか、色々噂とかをされそう。実際近所では噂とかされているので。(30代/女性/パートアルバイト)
みなさん、リフォームの費用が高価であると想像している様子が伺えます。リフォーム費用が高くて結果的には、新築よりも高くつくかもしれないという懸念を持っている意見も挙げられています。コストを抑えるための中古物件なのに、新築を上回る価格となってしまっては本末転倒ですね。築年数が長いほど、あちこち修繕費がかかってしまって、頻繁に工事が必要になってしまうのではないかという懸念もあるようです。近所付き合いについて懸念する声も挙がっていますが、既にその地で長年生活している人の中に入るのは、新築とはまた違った心配事があるようです。
家の耐久性など構造面の心配が一番多い
やはり、これから来るであろう巨大地震への懸念でしょうか。構造面で耐震性などを心配する人が多いことがわかりました。既に建設済みの建物を購入するわけですから、通し柱の本数や、工事に手抜きがなかったかなど、心配事は絶えないようです。
一方、建物修繕と住み心地改善のためのリフォーム費用を心配する声も挙がっています。結果的に、新築物件を購入するよりもコストがかかってしまうのは本末転倒です。
中古物件の特性を上手にいかして、納得のいく買い物をしたいものですね。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2016年06月20日~2016年07月04日
- 有効回答数:100サンプル
2016.08.22
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