くらしのコラム
自然災害時への備え!どのような対策をしている人が多い?


【質問】
自然災害への備えは?
【回答数】
ハザードマップや避難所をチェックしている:22
家族間で連絡が取れるよう話し合っている:12
食料や物資を備蓄している:45
窓や雨戸を補強している:2
雨どい・排水溝などは点検、清掃している:1
地域の人とコミュニケーションをとっている:0
土地柄か、昔から災害経験が無く対策は取っていない:13
その他:5
最も多いのは食料などの備蓄!ただし定期的な確認作業が必要
アンケートの結果、「食料や物資を備蓄している」と答えた人が最も多いことがわかりました。
・数日の食料があれば、ある程度の災害は乗り越えられると思っているから。(30代/女性/専業主婦(主夫))
・水や食料は常時3週間分くらい家の中にストックして災害が起きた時の為に備えています。(50代/男性/パート・アルバイト)
・災害が発生すると、インフラがストップして生活ができなくなるので、すぐに食べられるものや発電機などを備えています。(40代/男性/無職)
・一番心配なのは食料なので、食料備蓄はかなりしている。賞味期限が来たら消費するのに大変ですが。(30代/女性/正社員)
・災害用に持ち出すリュックを準備しています。なかなか賞味期限などのチェックが出来ていないので、確認して更新したいと思います。(30代/女性/正社員)
災害時の蓄えとして、食料が重要なことがわかりました。用意する量については、短期間だけの人がいる一方で、長期間の生活を意識する人もいるようですね。発電機や防災グッズの用意も不可欠な様子がうかがえます。簡単に食べられるものを選ぶだけでなく、賞味期限の確認も欠かせない条件ですが、その対応に追われる人も存在するようです。やはり、いざというときに役立てるためには、定期的な確認作業をすることが大事だとわかる結果となりました。
身の安全や住まいの安全!それぞれに対策が必要
アンケートの結果、「ハザードマップや避難所をチェックしている」に次いで「土地柄か、昔から災害経験が無く対策は取っていない」「家族間で連絡が取れるよう話し合っている」「窓や雨戸を補強している」「雨どい・排水溝などは点検、清掃している」の順となりました。なお「地域の人とコミュニケーションをとっている」の回答者はいないこともわかりました。
・何よりもまず身の安全を確保できる場所に避難することが重要だと思うからです。(30代/女性/正社員)
・特別な対策は取っていないけれども、一応災害保険には入っている。あとは、避難場所だけは決めてある。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・以前の震災のときに、なかなか家族と連絡がとれず、無事を確認する手段がなかった。(40代/女性/正社員)
・過去に大きな災害にあった事がない土地なので、身近なところで原因になりそうな場所を定期点検して対処しています。(60代/女性/個人事業主)
ハザードマップなどのチェックと答えた人からは、災害時には生命を最優先する考えがうかがえます。災害経験のない人からも、避難場所の確保が不可欠とのコメントが寄せられました。家族との連絡方法を確認する必要性は、災害経験者の貴重な意見としても注目されます。一方、排水溝の清掃などを行い、災害を最小限に防ぐことも大事だと言えるようです。身の安全や住まいの安全、それぞれに対策が必要なことがわかりました。
自然災害に備えるためには住まいの強度を高めることも!
回答者の半数近くが「食料や物資を備蓄している」を選んだことから、災害時には生活物資が重要なことがわかりました。安全な避難場所を確保して身を守ることや、家族間の連絡を密にすることも非常時には不可欠だと言えるようです。大きな災害を経験したことがない人もいますが、災害保険への加入や住居周辺の点検など、日頃から意識している様子もうかがえました。なお、自然災害に備えるためには、住まいの強度を高めることも大切です。住宅リフォーム時には、その点についても考えてみてはいかがでしょうか。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2018年07月30日~2018年08月13日
■有効回答数:100サンプル
2018.09.23